
お子さんを幼稚園に入園させるママは、いろんな悩みや不安がありますよね。私もそうでした。
私が息子を幼稚園に入れる前、一番悩んでいたのは・・・ “どうやらこの子は人の中にいるのが難しいみたい…” と気づいていたから。
そんなわが子も、幼稚園に行くべき日がだんだんと近づき…。悩みつつも入園させることに決めた、私の体験談&息子の成長記です!
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幼稚園入園前からすでに不安…
息子が1歳になり、初めて近所の児童館に連れて行った日のことです。
平日で人はまばらだったにもかかわらず、楽しそうに同年代の子達が遊んでるのをよそ目に、部屋の片隅でずっと泣いて動かないわが子。おもちゃを渡してもポイ。どんなに誘ってもかたくなに動かず、諦めてトボトボ帰るしかありませんでした。
別の日、良かれと思って連れて行った遊園地。人の多さと園内の音に驚き、泣いて泣いて全く楽しめません。
普段から音に敏感で、テレビで幼児番組を観せていても、好きな曲の時は体を揺すったり、画面を食い入るように観るのに、嫌いな曲になるとダイニングテーブルの下に身を隠し、耳をふさいでしまうような…そんな子だったんです。
プレスクールで予感的中!
不安をかかえながら、まず、入園を希望している幼稚園のプレスクールに参加しました。
予感はドンピシャ的中!・・・全く他の子たちの輪に入っていけません。
息子は、逃げて逃げて逃げ回り、どうにもならずに、園庭の端っこでポツンと親子2人、みんなの様子を眺めていました。
でも、この状況に私は、
何があっても、この子といっしょに生きていくんだ!
と、妙な覚悟ができたのを覚えています。
数回のプレスクールの間、先生方も気にかけていつも声をかけて下さいましたが、息子は、やっぱりみんなの輪に入れず…そのまま入園の日を迎えてしまいました。
いよいよ幼稚園入園!
実は…息子の入園には、さらに不安な要素があったんです。
それは、早生まれであることを考えても、二語文の会話が出てきたのが年明けで、意思疏通もままならず、当然、トイレトレーニングも全然進んでいなかったこと。
なので、オムツをはいての入園式です。いつでも式から抜け出せるようにと、案内されたのは一番後ろの席…。
何とか逃げ出さずに式を終えられましたが、ただひたすら 劣等感 でした。
そして、ここからが本番の日々!!
母は手を離し、先生に託すしかありません。
初めての園バスでの登園日は、自分に何が起きているのか理解ができず、泣きながらバスに乗せられて行ってしまいました。
午前中のみだったので、たった3時間。
でも、疲れきって放心状態で帰ってきました。それが続くこと3日。でも4日目には、なんとか自分でバスに乗るようになったんですよね。
「お母さん、大丈夫ですよ!○君は、ちゃんとお話を理解できる頭のいい子です。」
先生の言葉に、ほっと胸をなでおろしたものです。
オムツ禁止の幼稚園で…
息子の幼稚園では、園生活が本格的に始まると、オムツは禁止 になるんです。当然、3枚も4枚も濡れたパンツ、半ズボン、時に靴下まで持ち帰ってくる毎日…。
毎日夕方、洗濯機を回しながら、“いつまで続くのかなあ…” と、不安な気持ちでいっぱいでした。
でも、その時は突然きたんです。
「今日○君、トイレで立っておしっこできたんですよ!」
はずむ声で、担任の先生から電話が!!
家では全然進んでいなかったのに…。
入園から2ヶ月のことでした。
1年遅らせて年中から入園させるべきだったか…と悩んでいた私の心も、“パッ” と晴れ渡った気分!
まわりのお友達に刺激されて、言葉も少しずつ出てくるようになっていましたしね。
こんなふうにして、どんなに小さなことでも褒めて下さる担任の先生に励まされながら、最初の1年… そして、2年の月日が流れて行きました。
年長さんになって見違えた息子!
入園からあっという間に2年経った現在。あの、人の中を嫌い、言葉もよく出て来なかったおちびさんが、今は なぜなぜ少年 です!
すぐに「何で?」と聞きたがるんですよね。
参観に行っても、みんなの前でどんどん発言をするようになったし!(…かなり的外れなことも多いですが…それほどに 汗)
驚異の記憶力で、私たちを驚かしたりするので、うかうか適当な答えはできません。
あと、絵を描くことなんてぜんぜん興味なかったのに、読み聞かせしてもらった絵本の一場面を描いてくれたりもします。
ほんとにほんとに、驚きの成長です!
思い切って幼稚園に入れて良かった!
今となっては、幼稚園入園をさせるべきか、させないべきか、1年遅らせるかどうするか・・・なぁんて、あれこれ悩んでいたのがウソのようです。
子供は、同年代のお友達の間で刺激を受けて、成長するんですよね。真似っこの天才ですもの!
幼稚園の入園を不安に思っているあなた、思い切って、お子さんを入園させてみてはいかがですか?
もちろん入園したあとも、任せっきりにするのではなくて、先生方と連絡を密にしたり、参観や行事にできる限り参加して。
そうやって、家庭以外での子供の様子を肌で感じながら、成長を見守ると良いのではないでしょうか。
あとね、子供も集団生活は楽しくもあるけど、やっぱり我慢してストレスをためてきます。
だからおうちに帰ってきたら、少し自由にワガママを大目に見てやってもいいのかなって思うんですよね。
何よりも、いっぱいギューッと抱きしめてあげて下さいね。