
お子さんの食べ物の好き嫌いのために疲れてしまっているあなた。うちの小学校高学年になる娘も同じです。いまだに、イモとブロッコリー以外の野菜は苦手。
以前は、お肉もまったく食べませんでした。でも幸い、お肉ぎらいは克服できたんですよね!
そのきっかけは?というと…あまりに呆気なかったんですが。そんな娘の好き嫌い克服のためにしてきたこと、私の体験談をお話ししますね。
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娘の好き嫌いに疲れ果てた私
娘の好き嫌いは、すでに離乳食のときからスタートしてました。
最初の段階の、やわらかいお粥や、つぶしやすいイモなんかは、よく食べてくれたんですよね。
はじめての子だったし、離乳食を始める前は、ドキドキ心配だらけだったので、“な~んだ、けっこう順調じゃん!” って喜んだものです。
ところがところが!!
それ以上進めようとしても、全然うまくいかない…。
白身魚、お豆腐は少量食べてくれるものの、お肉は全拒否!
体いーっぱいのけぞって、断固拒否~!!
イモ以外の野菜も、どんなに細かく刻んでも、すりおろしても、吐き出してしまうんです…T.T
時間をおいて、お腹が空いたころを見計らっても、気をそらす作戦でテレビをつけたり、音楽を鳴らしたり、鏡を見せたり、もぅー何をしても 玉・砕!!
幼児期に入っても、食べられるようになったのは、卵と乳製品だけ。野菜も肉も、まったく進展せずです…。
「あなたが手取り足取りやり過ぎなのよ」
と実母に言われ、
「甘やかし過ぎなんだよ!」
と夫に言われ、
「うちのA(夫の名)は子供の頃から何でも好き嫌いなく食べる子だったのよ~」
と義母に言われ…
私も、精神的に追い込まれていきました。
好き嫌い克服のため努力、努力!
もちろん、手は尽くしたんですよ!幼児向けの料理番組を片っ端から観て、本も買い込みました。
どれもこれも「細かく刻んで混ぜてみよう!」ばかり。
でも、お肉をまったく食べない娘に、ハンバーグも肉団子も餃子もコロッケも意味がない…。
形が残ってると食べる気を削いでしまうし、かといって、何が混ざってるの分からない複雑な味の物は、絶対に手をつけてくれなかったんです。
というわけで、行き着いた先は ポタージュスープ。あらゆる野菜で作ってみました。
ほうれん草、小松菜、人参、トマト、アスパラ、かぶ、大根、なす、パプリカ、キノコなどなど。
*野菜と玉ねぎを薄切りにして、コンソメとお水とともに圧力鍋へ。
↓
*ミキサーやフードプロセッサーでペースト状にし、牛乳で伸ばす。
↓
*風味付けにバターを落とし、塩で味を整える。これだけ!
私的には、どれも美味しかったのですが、この方法で娘が食べてくれたのは、人参、トマト、ほうれん草、アスパラ、かぶでした。
ベースにはどれも玉ねぎが使ってあるので、おまけで、玉ねぎもクリアー!
今でもトマトのポタージュスープは大好きで、よく作ってます。チーズを入れると、イタリアンテイストで美味しいんだとか。
このように、ポタージュスープのおかげで、まったくダメだった野菜が、少し娘の口に入るようになりました。
肉嫌いはあっけなく克服!
食べ物の好き嫌い問題って、程度の差があるにしても、悩んでないママの方が少ないですよね。
幼稚園に入園して、ママたちとお話しするようになって、実感しました。
卒園する頃には、外野はあれこれ余計なことを言うけど、“え~い、もう聞き流しちゃえ!” って、だんだん思えるようになって。
そんな、肩の力が抜けてきたころ。
娘、小学校低学年のときです。
学校の行事で、街中探検に行ったときにお邪魔した中華屋さん。「餃子作り」をさせてもらったそうです。
=ちなみにですが、よく言われてる “料理を一緒に作ったら食べられるようになりますよ~” というフレーズ。
うちの子に限っては、効果ゼロでした。いつも「嘘つきぃー!」と思ってた私です=
でも、その時はみんなで餃子を作って、みんなで試食。周りの子はみんな食べてるし、仕方なしに餃子を口にした娘。
それが、“あっ、おいしー♡” って、肉汁に目覚めた瞬間だったと!!
それからは、モリモリお肉を食べるようになりました! 驚きの変化ですよね(@.@;)
ね。「それわざわざ話す?」っていうくらい、呆気なかったでしょ?…^^;
好き嫌いがあってもあせらずに
今思うに、肉が食べられたのは、娘もそろそろ成長期に差しかかって、体がたんぱく質を求めはじめるタイミングだったのかもしれないな~なんて思います。
好き嫌いがあると “栄養的に大丈夫なの?” と思って、あせってしまいますよね。
でも「何としても克服せねば!!」なんて慌てるより、その時期を待て、ということなのかもしれません。
娘は今では、焼き肉が大好物☆ハンバーグ、焼き豚、しゃぶしゃぶ、しょうが焼きに、シューマイも~ぜんぶ食べます。
じゃあこれに乗じて「野菜を混ぜてしまえー!」って思ったんですが、相変わらず、何が混ざってるのか分からないものは口にしたくない、という神経質な部分は残っていて、玉砕です…。
ドレッシングという味方をつけて、多少のサラダは食べてくれるようになりましたが。
正直、野菜に関してはあまり前進していません>.<
夫には「無理だろ!」と言われてますが、彼女がお年頃になり、ダイエットに目覚めたら、
野菜の料理作ってぇ~!
なんて言われる日が来るのを、楽しみにしています♪
今は、お子さんの好き嫌いで困り果て、疲れてしまっているあなたも、どうか焦らないで下さいね。
こんな好き嫌いの激しい娘も、健康で、元気いっぱいに育ってますから!