
子供がどうにもその習い事を好きになれない、親として役に立つとは思えない、続けさせる意味が見出せないなど…様々な理由で、辞めさせたいと思うことはありますよね。
そんな時、“習い事の辞め方は?” “先生に辞める理由をどう言うべき?”と迷っているあなた。
私もいくつか娘に習い事を辞めさせた経験があり、実はその中に、先生の心に傷を残してしまったものもあります。
そんな失敗も含めて、経緯をお話ししようと思います。ぜひ、あなたとお子さんが円満に習い事を辞めるための参考にして下さいね!
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娘を近所の個人ピアノ教室に通わせ始める
私は、娘を1才児のときから、集団で習う、大手音楽教室に通わせていました。
でも元々、“将来的にはピアノの個人レッスンを” と思っていたので、
幼稚園入園を機に、家から徒歩圏内に個人のピアノの先生を見付けて、替えさせました。
(ちなみに、この大手音楽教室を辞めるときは何の問題もなかったです)
その先生も同じ大手音楽教室育ちで、講師資格を持っていたので、娘も違和感なく移動できたようでした😌ただ、最初に言われたのは、
「私の専攻はエレクトーンです。ピアノは教室開設を見込んで、後から学び始めたもの」
「もし、本格的にピアノを習わせたいとお考えなら、同系列でもっと本格的にされている講師をご紹介します」と。
当時、まだ娘は幼稚園児。
ピアノとの相性も分からないし、私としても、導入部分だけでも教えてもらえれば、という軽い感覚でした。
また、この教室には、娘の幼稚園の女の子たちも通っていました。(何せ近所ですからね!)
同じテキストを使っていることもあり、ライバル意識を燃やして、練習に熱が入り始めたのです💪
“これはいい効果!”
と、一安心😌順調に進んでいきました。
テキストが一冊終わり、また難易度の少し上がったものに替わりと繰り返すたびに、先生からは、
「難易度の高い講師に替えたいとお考えなら、早めにお知らせ下さいね!」
と、言われてました。
でもまぁせっかくライバルもいて相乗効果もあるしと、その都度、継続の旨をお話ししてたんです😌
個人のピアノ教室を辞める方向に気持ちが動き出す
ところが!!
なんと、その最大のライバルだったお友達が転居になってしまい・・・娘のやる気が一気に下がってしまったのです⤵⤵
更に、小学校に入学したことで帰宅時間が変わり、平日の夕方ギリギリにお教室に駆け込まなくてはならなくなったり。
(そもそも先生の家庭の事情から、レッスンは平日しか行っていなかったんです)
私の中でも、この先生が一般的なピアノの教本とは違って、大手音楽教室独自テキストを使用していたので、それに対してだんだん不満が出てきたり…
更にさらに、わが家に下の子が6才違いで産まれて、私が家事に充分に手が回らず、家中ぐちゃぐちゃだったことも気持ちに追い打ちをかけ…
私の中で、「この先生のレッスン辞めさせた方が良いかも…」という思いがたまりにたまり、だんだん意志が固まってきていました。
心はすでに条件バッチリの新しい先生へ!ところが…
私の中では、勝手に辞める方向で自分の頭が動いていて、幼稚園時代からのママ友に相談して、新しい先生を紹介してもらっていたんです。
その先生は、音大のピアノ科出身!
テキストは親と話し合って、希望のものを使用する!
音大受験レベルまで対応可!
夫でも送り迎えできる土日のレッスンも可能!
幼稚園時代からの仲の良いお友達(良い意味でのライバル)もいる!
娘も心機一転、若い先生とやる気が戻ってきている!
~と、条件が全て整っていて、すっかり気持ちは新しい先生の方へ向いていたのです!!
あくまでも「勝手に」ですが…。
夫には、何月から先生を替えるからとだけ、事前に了解を得ていました。
でも、ここで大切なことを忘れていたのです!
先生に直接これらの不満をどういう形であれ、お伝えしないできていました。
そう、「何も不満がない」という顔をして、レッスンを受けさせていたのです…。
子供が習い事を辞める理由を先生にそのまま言ってしまった!
近所のお教室には当然規約があり、辞める場合は1ヵ月前までに申し出のこと、とありました。
私としては、辞めようと考えていた月の1ヶ月前にお話ししようと決めて、レッスンにのぞんでいました。
そしていざ、終わりという時間になって、
「来月末で、こちらのお教室を辞めたいと考えています」
そして、
新しい教室をすでに見付けていて、再来月から通うことが決まっていること。
また辞める理由として、テキストに不満がある旨を話しました。もっと皆の知るクラシックの曲をどんどん弾かせたいと。
正直に話すのが一番と思って、包み隠さずお話しをしたんです…。
すると、先生はとてもがっかりしていました。
正直こんなにがっかりされるとは、私は考えてなくて、ちょっと驚きでした。
その日は辞める話だけをして、1ヶ月後の最後のレッスンには菓子折りを持っていき、本当の終わりにしようと思っていたのですが…
「次が決まっているなら、ダラダラ続けても良くないですし、今日でレッスンを終わりにしましょう」
「レッスン代は今日までで結構です」と。
“ああ、失敗だった…!”
と直感しました。この話を聞いた夫も、
「バカだなあ~」
「もっといい理由があっただろう?」
「下の子が赤ちゃんで手がかかるから、土日に夫が送り迎えできる教室に替えたいと考えたとか。」
どんなふうに辞めるのか心配だったとも。
「正直に理由を話せばいいというものじゃないよ!」
「相手もプロなんだから、立ててあげないと…。」
夫の言うこと、ごもっともです。深く反省しました😣
しかも遠方ならともかく、近所のお教室だったので、先生とは近くのスーパーでも会います。
そもそもお互いの子供の小学校も同じで、行事のたびに顔を見掛けていました。
・・・大失敗です😢
子供の習い事を辞める理由を伝えるときのアドバイス!
“子供の習い事の辞め方は? 先生にどう言うべき?” と、迷っているあなた。
実際どんな理由であれ(たとえ先生が原因であったとしても)、遺恨を残さないためにも、辞める理由は慎重に考える必要があります。
事前に夫や、他の人の意見を聞くことも大切。
プロである先方の教え方などに不満をぶつけて、傷つけてはダメですね。
私自身、この最初の失敗経験から、子供が習い事を辞めるときには、出来るだけ差し障りのない理由を考えるようになりました。
そして行きついた一番良い理由は、
「家の事情が変わり、条件面で整わなくなった」
「どうにも時間の融通がきかせられなくなってしまった」
これです!「子供も親としても、残念なのですが…」というかたちですね。
このように、一応はもっともらしい理由を考えておく!
そして、実際に先生に伝えるときには、最初から全部を話すのでなく、まずは…
「事情があって…」
「詳しくは言えませんが…通えなくなりそうです」
などと切り出してみるんです。もしかしたら、この時点で了解してくれるかもしれないし、
察しの良い方なら、“何か自分には言いにくい事情があるようだな…” と思うと思うので、それ以上は突っ込んで聞かれません。
もし、辞める理由を問い詰められても、
「すみません。家のことですので(話しにくいです)」
で押し通して、“本来は” 良いはずなんです。(会社ではないのですからね!)
どうしても上手い理由を作り出せなかった場合には、これで押し切るほかありません!!
あとは、先生の出方を見て!
必要ならば、考えておいた家の事情、時間的事情などを、「実は・・・」と話し出す。
~こんなふうに、様子を見ながら小出しに進めると、真実味が増すのか、たいてい無難に乗り越えられますよ!
(あわよくば敢えて理由(ウソ)を言わずに辞められる)
そしてもちろん、辞める話の切り出しはレッスンの終了後に。最初に言ってしまうと、その日のレッスンが気まずい雰囲気になりかねませんから。
また最後のレッスン日には、菓子折りでもお渡しして、感謝の気持ちを表すことが出来ればなお良いですよね。
これが、私のお勧めする「子供の習い事の辞め方」です!!
…最後に、これも私の失敗経験からですが、
もしも習っている時点(辞める辞めないを考える以前)で不満に思っていることがあるなら、そのことを要望としてお伝えすることも大切だな、と思いました。
改善してもらえて継続する道もありますし、仮に辞めるにしても、先生も心積もりができるでしょうからね。
いずれにしても、どうぞこれまでお世話になった先生と、お互いに嫌な気持ちを残さずに、円満なかたちで子供さんの習い事を辞めることが出来ますように!
私の失敗談とプチアドバイスが、少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。