
離婚を考えているお母さん多いですよね。私の周りにもシングルマザーのママ多いです。
かうく言う私も、シングルマザーです。
離婚までは、子供のために、離婚すべきか、それとも我慢して結婚生活を続けるべきか…とても悩みました。
私が離婚を決めるまでに考えたことなどを、お話ししていこうと思います。
スポンサーリンク
まずは離婚を考えるようになった原因をはっきりさせることが大事
私は、離婚を考えるようになってから、決断するまで、約3年間かかりました。
この期間が長かったのか短かったのか分かりませんが、自分としては、何かずるずると時が経ってしまった気がしています。
一番は、「どうして離婚を考えるようになったか。」
・・・ここだと思うんです。
子供のことを考えず、率直に、“なぜ離婚したいのか” ――あなたも是非、自分の気持ちを整理してみてください。
子供のためにと考えてしまうと、本来の離婚を考えた理由が、どんどんわからなくなってしまうからです。
私の場合は、夫の借金トラブル、不倫、そして酒を飲むと過去のことを栄光のごとくに、ヤンチャしていたことを語り出す。
これが、離婚を考えた理由でした。
原因を明確にした分、客観的に見ると最悪な夫ですよね(笑)なぜ早く離婚しなかったの?と言われてしまいそうですが…。
でもやっぱりそこで考えたのは、“子供にとっては父親が必要なんじゃないか?” ということだったのです。
これを考えたゆえに、決断までに3年以上の年月がかかりました。
離婚を考える上で迷った点:子供にとって父親は必要なのか?
私はこの質問の答えを出すのに、本当に悩みました。我慢もたくさんしました。
どうせなら、“なにかの偶然で旦那が死んでくれないだろうか…” とまで考えました。
これって意外と、周りのシングルマザーのみなさんも考えていたようです。(苦笑)
たしかに両親2人そろっていることは、子供にとって良いことかもしれません。
でも形の上では両親そろっていても、いてもいなくても同じような父親、まして酒を飲むと騒ぐような父親は、子供にとって必要なのか…。
しかも、子供は父親を嫌いではないということは明確だったので、
“私の気持ち一つで、子供から父親を奪っていいのか・・・”
と、尚のこと悩みは大きかったです。
子供がパパを嫌いなら、もう少し話が早かったと思うのですが…。
いくら考えても「必要なのかどうか?」など、答えは出ませんでした。
そこで今度は、別の角度から考えることにしました。
離婚を考える上で決め手にした点:父親として良い大人の見本なのか?
それは、夫が、“子供にとって、見習うべき良い大人であるのかどうか?” ということです。
わが家の答えは、良い大人の見本ではありませんでした。
もちろん子供は、父親の不倫や借金トラブルなど知りません。
ただ、父親は酒を飲むと機嫌が悪くなったり、うるさくなるということは知っていました。
子供は親の背中を見て育つと言われるように、周りの大人をよく見ています。
わが家の子供は、父親がお酒を飲むと、すぐ部屋に逃げ入っていたんです。
…分かっているからですよね。これから機嫌が悪くなり、うるさくなると。
そして私は、このように子供に気を使わせる父親では…「見本にならない」と、結論を出したのです。
なら私自身は、子供の見本になれる大人か?と問われると、“はい、なれます!”・・・とは言いがたいですが、それでも少しは努力しているつもりです。
子供の前では父親の悪口を言わないようにするなど、子供に気を使わせるようなことはありません。
そして考えを進めるに、子供が少しでも父親に気を使わなければならないくらいなら、
“いっそ気を使わなくてよい環境を作れば良いのでは?” と考えたのです。
いよいよ離婚に向けて覚悟を固める!
離婚をするということは、覚悟が必要です。子供を守れるのは、私だけになるのですから。
まして離婚は、現実的に、そう簡単にできるものではありません。
離婚後の生活、子供の将来のことを考えると、覚悟を固めてからではないと、離婚に向けての行動ができなくなります。
目先のことだけでも、離婚後に住むところ、学校や保育園の手続き、仕事を時短にするのか、扶養手当の手続きなど、いろいろ考えなくてはいけません。
まして、旦那の収入がなくなるわけですから、
“子供を養っていけるか?”
“父親の分の愛情を注げるか?”
・・・考えなくてはならないことは、本当に山ほどあります。
そこまで考えて、考えが変わらないのであれば、離婚すべきです。
まだ悩むのであれば、覚悟が決まるまで、しっかり考えた方が良いと思います。
中途半端な考えでは、離婚後、後悔することになってしまうかもしれません。
そして、もし覚悟が固まったのであれば、この先何をすべきなのか、一つ一つメモに書き出しておくことをお勧めします。
先々進めて行くべきことは、計画なしでも何とかなるような物・・・ではなく、まったく現実的であり、具体的な手順です。
それを一歩ずつ、順を追って、踏んで行くことになりますからね。
「離婚」を選択して感じたことは…
結果、私は離婚の道を進みました。今の生活はどうかと言うと・・・とても幸せです!
もう旦那の機嫌を伺ったり、借金トラブル、不倫についていっさい考えなくて良くなりました。
何より、自由を手にした気がします!
子供2人はその時、小学校3年生と4年生。説明してわかる年齢だったので、離婚したことを伝えましたが、意外にも驚くことはありませんでした。
そして私としては、子供に寂しい思いをさせないようにと、なるべく子供との時間を作ったり、家族旅行にも連れていくようにしました。
「片親だから」と、不自由な思いをさせたくない! ――この一心だった気がします。
そして、子供との会話は、親として何より大事なつとめと思うので、今でも絶やすことがありません。(上の子はこの春、高校生になりました)
少なくとも表立っては、両親の離婚がきっかけで、性格や生活が悪くなった等ということが無かったのは、本当に幸いだと思っています。
ただ、今振り返るに、離婚の手続きは、思ったよりも結婚するとき以上に大変でした。
私は子供と一緒に名字を元に戻したので、余計に大変だったのかもしれませんが。
それでも、離婚する前までに下調べをし、準備したおかげで、ある程度はスムーズに手続きできたのだと思います。
子供のために離婚しない・離婚できないは正解か?
もしあなたが今、子供のためと思って離婚をどうするか悩んでいるのでしたら…
いろいろな視点から考えてみることで、答えが出ることもあると思います。
まずその答えを、しっかり掴んでみてください。
そして、私としては、あなたの中で離婚したい「正当な理由」がはっきりしているのであれば、
“子供のため” と、子供を理由に離婚を思いとどまることはしない方が良いのでは、と思います。
子供が成長して、いろいろな事がわかるようになった時に、母親が一人で苦しんできたのに、自分のために離婚しなかったと知ったら、どう思うか…。
いくら母親と言っても、“あなた” が苦しんでいる時に、一度しかない大切な自分自身の人生を見つめ直すことも、許されるのではないでしょうか。
思うに、また、私自身の体験からも、離婚して子供が幸せになれるかどうか、先のことは、努力次第です。
離婚を考えているのに、お子さんのことで悩んでいるあなたが、少しでも前向きに、良い方向へ進めますように。