
“幼稚園にはお世話になったけど、謝恩会って本当に必要なの?” と考えているあなた。その気持ちよ~く分かります。
役員決めの混乱から始まり、話し合いに、準備、練習と時間が取られ、“ここまでしてやるものなのかなあ…?” と、私も疑問を感じた一人です。
幼稚園の謝恩会を2回経験しての実情、そしてどう感じたか?考えをまとめました。参考にしてみて下さいね。
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幼稚園の謝恩会はやるのが当たり前?
上の子の時は、かれこれ6年ほど前になります。
ほんの6年。でも、今とは時代が全然違い、幼稚園ママのほとんどは専業主婦でした。
そういう状況だからこそ、謝恩会も驚くほど時間をかけて準備をしていたんですよね。「伝統」という言葉の元に^^;
謝恩会だけの役員を、各クラスから4名選出。
それ以外にも、小学校でいうPTAのような通常の役員も、別に2名選びます。
というわけで、選出だけでも一混乱^^;
専任の役員を決め、謝恩会代も毎月数百円、年間で一人につき5000円弱集めていたんです。それはもう「気合い」が入ってました。
夏のアンケートから始まり、組分けをして、劇、ダンス、合奏、合唱の4班に分かれます。
12月になったら、「何をする?」という話し合いを数回重ね、年明けからは、練習また練習です😥
…私はというと、当時、下の子を妊娠中で、4月に出産を控えていたので、一番楽な「合唱班」にしてもらうことができました。
大きなお腹を抱えながら、話し合いや練習にも参加です。
なんせ周りも、産後すぐのママや、同じ妊娠中だったりして、なかなか断る理由が見つからないんですよ…これが辛い😢
「伝統的に」、やるのが当たり前という雰囲気がありましたからね。
後日、仲の良いママたちに聞けば、別の班は、毎日のように集まっていたとか😲
もちろん、その中には小さい子を連れてのママもいます。みんな専業主婦なので、預ける場所なんてないですからね😭
“みんな無理して来てるんだから、私も無理しても行かなきゃ!” と、おのずと責任感が…。
そんなふうに、練習に練習を積み重ねた会は、どの班も素晴らしい出来でした👏
子供たちにも大ウケ。お世話になった先生方も、とても喜んでらっしゃいました💐
早朝から身支度をして卒園式、お食事会、その後の謝恩会。
最後は、ママと子供のたちで大合唱で締めくくりです。感動と疲れで、全ママが燃え尽きてました😭
その時は、興奮状態なので、
「やって良かったね!!」
なんて言ってましたが、後々集まって本音を聞けば、
「あんなに時間かけてやるもの?」
「食事会と先生に感謝の気持ちを込めて、大合唱だけで良くない?」
「卒園、入学準備でただでさえ忙しいのに…」
と、かなり不満を持ってたことが分かりました…。表面上では分からないものですね😣
更に、近所で別の幼稚園に通わせてるママや、小学校に上がってから知り合ったママ、学生時代からの友人の話。
…いろいろ聞きました。そこでも結構、不満意見です。
子供を夫や両親に預けて、ドレスアップしたママと先生だけで、夜ホテルで行う盛大な謝恩会。
そんなの正直、子供が気になって全く楽しめないし、“子供がいない謝恩会に何の意味があるの?” と。
役員さんが内輪受けで、勝手に盛り上がって何でも決めてしまい、他の参加者は興ざめだったとか。
やっぱり大方は、
「なぜ家庭の事情もあり、時期的にも忙しいのに、こんなに謝恩会のために時間が取られなくちゃいけないの?」
という話でしたね。
幼稚園の謝恩会…時代が変ったことで新たな問題が
下の子の時は、更なる混乱が待ち受けていました😲
さすがに時代が変わり、前年度は、会食と合唱、やりたい人だけが演目を披露するという、大幅縮小になっていたのです…
が!!
なぜか再び、上の子の時の方式が一部復活。
劇とダンスの2班に分けられて、結局「全員」出し物に参加することになりました。
当然、混乱が…。
なにしろ6年前とは、働きに出ているママの数が違います!
そして短時間の人もいれば、預かり保育を駆使して、ほぼフルタイムに近い人もと、仕事の時間もバラバラ。
みんな抱えている状況が違い過ぎて、結局は、人の良い人が抱え込むようなかたちになりました。
…正直なところ、仕事以外の理由では休みにくい雰囲気。
『専業主婦』である私は、この負担の不均等にイライラもあり、不満の嵐でした😠
毎回出席しているママたちの言葉の端々にも、出席しない人への言葉に多少トゲがありましたね😣
~まぁ、当たり前ですよね。
==迎えた謝恩会当日==
準備に準備を重ねた役員さんが、お食事も、流れ全体も完璧にこなしてくれ、
分かれた出し物の各班も、フォローし合って無事終わりました😌
最後は、好意で園児のパパが作ってくれたスライドを観たり、大合唱をしたりと涙と笑いで閉幕。全ママが、
「良かったね~」
と、やっぱり言い合っていたけど…。
う~ん。確かに、会は良かったですよ😌
最初は “強引だなぁ” と思っていた役員さんも、会が終わってみれば、本当に準備が大変だっただろうなと、頭が下がる思いでしたし🙇
でも、前年の縮小から一転、振り戻しとなり、
「これを来年度以降も続けるべきか」という話になったら、私としては、それはどうか分かりません。
口には出していないけど、不満が大なり小なりあったことは事実ですからね。
近頃は「幼稚園ママ」と一言に言っても、各自かなり事情に差が出てきているのはもちろん、
このような催しを、企画から実行まで楽しくできる人もいれば、苦手な人だっています。
残念ながら・・・「全員が気持ち良くできる方法は無いのでは?」と、思っています。
幼稚園の謝恩会は本当に必要?どうしていけば良いの?
では、謝恩会をなくせばいいか?
――自分たちの代でいきなり伝統を崩すというのは、容易ではありません。
縮小するのか?
――縮小するにしても、必ず準備する人は必要です。全部人任せで、当日だけ出席して良いものか?
それとも、準備に関われない、関わりたくない人は、謝恩会不参加にする?
やはり、各自できる範囲で手伝って、全員参加を目指す?
――でも、負担が不均等になり、必ず不満は出ます。
…現実は、このような堂々巡りです。
確かに、参加したらしたで感動はありますよ。
でもこの会って、自分自身、または、他の誰かの時間を犠牲にして成り立っているのは、事実なんですよね😌
当人が楽しんでやっているのか、嫌々ながらも義務感でやっているのかの違いはありますけど…。
少なくとも、今年のうちの園のように、
人が良くて、大変でも物の言えない人ばかりが負担を負うようになるのは、
決して、望ましい状態とは言えないと思うんですよね。(私自身は、時間の融通がきく立場なので仕方なく…)
もし謝恩会がなくても、感謝の気持ちを伝えることはできます。
お世話になった先生方に、直接言葉でお礼を言ったり、お手紙を書いたりとかですね。
なので私としては、幼稚園の「謝恩会」そのものは、無くてもいいという意見です!
あなたも、もし “必要ないのでは?” と感じていたら、思い切って、なくすことを提案してはどうでしょうか。
自由参加なら、不参加にするのも良いでしょうし。
ともかく、何らかのかたちで、「不要」または「検討の余地あり」という意志を表すことができると一番良いです。
時代は変わりました。これからも変わっていくでしょう。
すぐにとは言えませんが、根強い「伝統」を変えることが出来るのは、そういう小さな声の積み重ねしかないと思うんです。
私も今年の謝恩会を終えてからですが…役員をした方に、正直に感想を伝えました。
幼稚園の謝恩会、あなた自身ぜひ、納得いく方法を選んで下さいね。良い思い出が残りますように。